春(3月から5月)は気温が徐々に上昇し、ビカクシダの成長が活発になる季節です。暖かい日が増えてきてもまだまだ急な気温の変動で夜は冷え込むため、不意の寒さに当てないよう注意が必要です。
日中なら屋外の日当たりや風通しを上手に利用しつつ、冬に水を減らし気味で管理していた株も様子をみながら、水やりと肥料施しの切り替えも進めていく季節です。天気予報をこまめに確認しながら、ビカクシダを健康的に育てていきましょう。
3月はビカクシダの生育停滞が終わり、本格的な生育期に移行する時期です。新しい葉が展開し始め、成長点で動きが見られます。 室内の明るく風通しの良い場所で育て、サーキュレーターなどを使用して空気を動かしましょう。
寒さに弱い種類でも新しい葉が展開し始めたら、戸外に出すことができますが、葉焼けを防ぐために直射日光を避け、日陰から半日陰、日向へと徐々に慣れさせましょう。
水やりは水ゴケの表面が乾いたらたっぷりと行います。液体肥料も月に1度程度与えますが、3月に入ったらすぐに始めるのではなく、日々の気温や成長具合をみながら少しずつ進めるといいでしょう。
4月には気温が上昇し、ビカクシダの生育が本格化します。新しい葉が伸び、胞子葉や貯水葉が広がります。 寒さに強い種類や葉が展開し始めた株は、戸外に出すことができます。ただし、直射日光と西日を避け、葉焼けに気を付けます。
室内で栽培を続ける場合は、明るく風通しの良い場所で育てます。サーキュレーターを使用して風を循環させ、温度の急激な変化を防ぎます。
水やりは貯水葉や水ゴケの湿り気が奥に感じられなくなったらたっぷりと行います。液体肥料を与える場合は規定量より薄めに施し始めます。
5月には気温が上昇し、成長が加速します。株分けや植え替えにも年間を通じて最適期となります。 戸外での栽培が可能な種類は戸外に移動させますが、直射日光や急激な気温の変動に注意します。日陰から徐々に明るい日陰へと慣らしていきます。
室内で栽培を続ける場合は、風通しの良い場所で管理し、水やりや液体肥料の施し方を調整します。株の成長に応じて施肥の頻度や濃度を調整します。生育期は水を欲しがりますので水やりの頻度をあげて、乾燥させないよう気を付けてください。