マダガスカリエンセはマダガスカル島に自生するビカクシダの一種です。この植物はビカクシダの中でも非常に人気が高くその美しい貯水葉が特徴です。貯水葉は丸型で根を包むように広がり、その表面には細長い六角形の凹凸が水分を保持し、根が水を吸収する際に役立っています。
マダガスカリエンセの貯水葉は光沢のあるもので、初めは鮮やかな黄緑色をしています。しかし、成熟するにつれて貯水葉の色は濃い緑色に変化し、最終的には茶色に変色します。この色の変化は通常の成長過程であり健康な兆候です。胞子葉は幅広く短い特徴を持っています。
マダガスカリエンセは自然環境でアリと共生していることが多く、根の周りにアリの巣を提供します。アリは植物の周りを移動してフンや食べ残しをマダガスカリエンセに栄養源として提供する共生関係を構築しています。
しかし多くの虫が植物に集まることで、ほかの虫やナメクジによる食害が起こることがあります。
マダガスカリエンセはマダガスカルの標高300〜700mの高湿度な樹林に自生しています。栽培においては高温の環境が必要ですが、過度の高温には弱いため風通しの良い場所が重要です。
夏季には風通しの良い場所に置き、60%以上の遮光を提供し、葉に水をかけて株の温度を下げる工夫が必要です。
マダガスカリエンセは高温に弱いため特に夏季の高温には注意が必要です。夏季にはできるだけ涼しい場所で育て風通しを確保しましょう。
温室内での管理の際には、サーキュレーターを使用して空気の流れを促進し、葉の温度上昇を防ぎましょう。
冬季には最低でも15℃の温度を維持し、室内や温室に取り込むことが必要です。20℃以上の温度をキープすると安定した成長が期待できます。子株は春から初夏に株分けすることがおすすめです。