エリシー(Platycerium ellisii)は、マダガスカルの温暖で湿度が高い地域に自生しています。この植物はマダガスカリエンセやアルシコルネなどと同じ生息環境を共有しており、その特徴的な貯水葉は幅広く先端が2つに分かれています。
エリシーの生育サイクルは春から初夏にかけて貯水葉を展開し、晩夏から秋にかけて胞子葉を伸ばします。特に胞子葉はロウ質の被膜で覆われてつやつやとした表面を持っています。
栽培方法として板づけ(板に植え付ける方法)が推奨されています。この方法を用いることで新しい芽が出て根も成長し、根は着生材の表面だけでなく、貯水葉の間にも広がります。
エリシーを着生させる場合、着生材との間に水ごけを挟むだけでなく、貯水葉の間にもたっぷりの水ごけを配置することが良いでしょう。水ごけは水分を保持し、植物に必要な湿度を維持するのに役立ちます。着生栽培において水ごけの使い方が重要です。
エリシーの栽培には適切な水分管理と十分な湿度が重要です。高湿度の環境で育てることが最適です。湿度を保つためには、温室栽培が有利であり、高い湿度を維持することでエリシーは状態よく生長します。また、水分管理においては、水ごけの表面が乾いたら水やりを行い、水切れに注意しましょう。
エリシーは冬の寒さには敏感で弱いため最低でも12℃以上の環境で維持しましょう。また、低温下での湿潤にはとても弱く根腐れを起こしやすいので注意が必要です。冬季は室内で適切な温度を維持して維持しましょう。