グランデ(Platycerium grande)はフィリピンに自生するビカクシダで、主にミンダナオ島の標高10~500mに分布しています。
かつてはオーストラリア産のスペルブムと同一の種とされていましたが、現在はフィリピン産のものをグランデ、オーストラリア産をスペルブムと分類しています。胞子葉が出るほど成長すると、グランデの胞子葉は大きな2つの裂片に分かれ、それぞれに胞子嚢がつきます。
一方、スペルブムの胞子葉には裂片がなく、各葉に大きな胞子嚢が1つずつついています。初期の胞子葉はグランデでも裂片に分かれず、胞子嚢も1つだけついています。この違いに注目して見分けるようにしましょう。
グランデは一般に耐寒性が低いため、寒冷な地域では冬季に注意が必要です。最低気温が15℃以下になる場合、室内や温室で管理することが推奨されます。
過度な水やりは腐敗の原因となるため、根元が完全に乾燥するまで水を与えないようにしましょう。風通しの良い場所で栽培することも重要です。
グランデは、星状毛に覆われた貯水葉が左右交互に大きく伸長し、その特徴的な外観から"森の王冠"と称されています。原産地では貯水葉の直径が最大2メートルに達することもあります。胞子葉は大きく3叉に分岐し、2か所に胞子嚢がつきます。
成熟すると胞子葉が大きく展開し、湿度の高い環境では垂れ下がることがあります。ただし、グランデは流通量が非常に少ないため、入手が難しいこともあります。
グランデを栽培する際には日当たりと風通しが良い環境が必要です。ただし強い夏の日差しは遮光を施しましょう。水はコンポストにしっかり水分を吸収させて乾燥させないよう注意しましょう。風もしっかり当てて健康的に管理しましょう。
グランデは、胞子をまいたり、株分けを行うことで増やすことができます。胞子をまく場合は湿度を保った環境で発芽を促進させます。株分けは成熟した株から分けた部分を新しい鉢に植え付ける方法です。